2009年5月23日土曜日

ようつべの円谷チャンネル

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個人的には、メビウス第一話『運命の出会い』をいれて欲しいなぁ。
あれは、ウルトラ世代の「元男の子」たちにはある意味鳥肌ものだ。

そもそも、メビウスはいろんな意味で「あざとい」作りになっている。なにより、

・ウルトラマンも怪獣も現れなくなって25年。ウルトラマンの存在は伝説化し、防衛隊への入隊資格は「持っていると就職なんかに有利」なものと成り果てている。
・当時の子供たちがお父さんお母さんになり、子供たちは「ウルトラマンの話」を帰化されつづけているが実際に見たことはない。

このあたりが、現実の日本と見事にリンクしているのが凄い。

確かに平成にもウルトラマンは作られている。だけどそれは昭和のものとは全く別系統のもので、よくも悪くも「昭和ウルトラ以来ウルトラを見てない」層は多かった。何を隠そうわたしもそのひとりだ。

だからこそ、メビウスの第一話は強烈なのだ。

25年の歳月を越えて、平和な地球、しかもよりによって日本にやってくる怪獣ディノゾール。戦い慣れていず通常の武器しかない防衛隊はたちまち、たったひとりを残して全滅してしまう。
もうだめだ、というその時に突如として降り注ぐ光。見上げる人々。怪獣でさえその異常に気づいて動きを止める。
そして、彼らの目の前に巨大な、そして伝説となったウルトラマンが出現する。
口をあんぐりと開けて固まっている人々。「マジかよ」とつぶやく青年、一瞬遅れて感激のあまり、怪獣の恐怖も忘れて写メール撮りまくる人々。

ああ。本当に帰ってきたんだなと思った瞬間だった。
あれは、私たち往年のウルトラファンにしても「運命の出会い」だったんだと。

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