2009年3月16日月曜日

キングジム『ポメラ』使用レポート

まだ初日、というか初触りなので簡単に。
(以下はポメラで書きました)

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キングジムの「ポメラ」である。

 これはよくできた機械である。キーピッチが少々変態的なのがどうにもなのだけど、JRのローカル線で何時間もゆられてもバッテリーの心配なくテキスト入力が続けられるのは大変ありがたい。私はそういう機械を求めていたのだ。

 他のひとはどうか知らないが、私がモバイルでやっていることは大多数がテキストの読み書きなのだ。通信機能などは必須ではないし、最悪なくてもいい。

 勘違いしないでほしいのは、もちろん「ないよりはあったほうがいい」ということだ。普段使っているPCがそのまま外でも使えるのが理想であり、実際そういう方向に向かっていくのが今後の僕のコンピューティングのコンセプトになっている。その意味ではこのポメラは妥協の産物であろう。

 だが、今の世の中にポメラと同一サイズ、重量でメインとしての使用に耐えるPCが存在しうるだろうか。もちろんありえない。技術的には可能だろうけど数十万のお金をPCにはかけられないし、だいたいこのサイズで500G以下の重量、そして二秒で起動してバッテリー持続時間20時間以上なんてのを求められるわけがない。本気で求めるやつがいたらバカだろう。
 しかし、これらは全部今現実に私の目の前で動いている二万円以下のポメラの標準スペックなのである。

 ならば後は簡単だ。単機能機ゆえユーザーを選ぶことは間違いないので、用途があえば買えばいい。ただそれだけの話なのだ。

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上の文を、ささーっとごく簡単に打ち込めた。キーボードに不慣れな点を割り引いてこれならば、十分に実用に耐えるだろう。テキスト屋におすすめである。

以下、個人的に気づいた問題点を。

Transcendの2GB microSDメモリを外部に挿しているのだが、これごとDebian lennyの動いている端末のUSB端子にブッ挿すとKernel Errorが出た。環境依存かどうかは不明だが、少なくともこのマシンに関する限り、ポメラを挿したまま再起動しようとしたりするとエラーになったり無限ループになる事も確認。なおテスト機は非常に古いIBM thinkpad R50eである。
(メモリ単体でUSBに突っ込めば問題ない。しかし想像できるように、これは二度手間である。あとで対策を考えよう)

メモリカードをPCで読める。なにしろ単なるUSBstrageクラスなのだからOSもへちまもなく読める。データだって、pomeraというフォルダに入っているのはただのテキストファイルである。

データ交換の問題さえ片付けば、これは最高というしかない。
さて。

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