2009年3月16日月曜日

アニメを見なくなった理由

最近私はアニメを見ていない。そもそも今の職場にくるだいぶ前から見なくなっていた。
その理由は、たぶんこんなところにある。

・最近のもので琴線ふるわせるものに出会わない。

youtubeなどで定期的にチェックはしているのだ。ウェブで最近の動向を調べる事もある。アンテナは残してある。
けれど「あー、またこのパターンね」とか「つまんねー」ばかりなのだな。わざわざTV録画したり、ましてや放送時間にあわせてみたいなんて思うものが全くないのだ。ひとつもない。
まぁ、癒しになるし楽しいという意味では、『我が家のお稲荷さま。』の天狐空幻(てんこ くうげん)が気になってはいるのだけど、物語自体はよくあるグダグダ系っぽいので原作のライトノベルに走るかどうかはまだわからない状態。まぁ、読んでみて嘆いてもいいのだけど。ライトノベルってのは、ヘドロの砂浜から一粒の砂金(それも十八金)を捜すようなものだから。

ましてやアニメの方は……確かに第一話は面白いと思ったけど、この手の作品は例外なく「第一話が最高」で後はグダグダになってしまう。なぜなら「終わりのない日常の螺旋」を描く以上、その日常でグダグダやって途中適度に新キャラいれてリフレッシュするしかないからだ。あるいはその日常をぶっ壊す巨大な敵でストーリーを変えてしまうか。
前者だと緊張感もなくなってそのうち誰も見なくなる。天地無用なんかがそれだ。後者はパワーインフレを起こしたり、別の作品になってしまう。ドラゴンボールが好例だろう。

アニメ好きならわかるように、世の長編アニメの数割はこの両者のどちらかに属する。ストーリーが、結末がちゃんと用意されているしっかりした痛快な傑作は特にコミック原作では生まれにくい。漫画雑誌がそういう作品を、作家を排除してしまっているからだが、ないのだから仕方ない。お稲荷さまはラノベであって漫画ではないとはいえ……どうかなぁ。
ゆえにこの先は原作読んで判断ってところかな。

・ヒロインがつまらん

例えていうなら、ドラえもんの静香ちゃん(源静香)とかヤマトの森雪を想像してほしい。両者のファンには悪いのだけど、あまりにも非現実的というかステレオタイプすぎる。
女友達がなく主人公たちとつるんでいて、紅一点とか言われてる。紅一点って英語でいうと『女王蜂(クインビー)』というそうなんだが、言い得て妙である。これがエレン・リプリーみたいに自立しまくった強い女(ちなみに彼女は娘がいた。ちゃんとやるべき事はやったうえで強いという、本当に強いひとだ)なら別だけど、そういうわけでもないし。

もっと、強くて自分本位なヒロインがたくさん出てくれればいいのだけど。だけどアニメでやるとアニメオタクはそういう「生身を感じるヒロイン」が大嫌いらしくて人気が出ないんですよね。
そんなわけで、アニメを見なくなった。これはエロゲも同様。

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