夫婦間BtoB取引で円満 | AERA-net.jp
まぁ雑誌名?からして内容は知れていると思ったが、これはひどい。
てか、これ何?
「専業主婦が無料奉仕なのはおかしい。明日から昼の弁当代としてお金を請求します」とか、
弁当400円セックス5000円とか。
---(引用)
元外資系金融マンで『女房を質に入れるといくらになるのか?』の著者である永野良佑さんはこう分析する。
「この2人の家庭は、典型的な夫婦ウィン・ウィンの関係です。デフレ時代だからこそ、家庭内を企業間取引のBtoBと考え、外に出るお金を減らして家計自体を豊かにするのはいいアイデアです」
---(引用おわり)
夫婦間でウイン・ウインって感覚もぶっ飛んでいると思うが、何よりも「旦那が奥さんに金払う」事が出費の削減になるって時点で完全にズレてると思う。
これってつまり、お金払わなきゃ奥さん何もしないってのが前提だよね。
ちなみにセックスも有料ってことは、そのお金をためて外でしてきても当然文句はないんだよね?
今まで本来夫婦間で協業したり与え合ってきた事を有料化にしちゃったんだろう?契約まで結んで。ならばふたりの関係は、お弁当とセックスに関しては業者と顧客でしかないのだから、外で食べても、よその人とセックスしてもかまわないって事だ。
しかもこの奥さん専業主婦なのね。共稼ぎで忙しいのにどうして弁当なの、なんて理由ではないのだ。
さらに言うと息子さんの弁当はちゃんと作ってる。
実際に弁当作る場合、ひとりもふたりも量がちょっと増えるだけで大差ないものだから、おそらく推測される有力な事情は以下のようなものだろう。
☆ 可愛い息子の弁当には手間もお金もかけて惜しくないが、夫なんかのために作りたくない
まぁ奥さん側からしたら「この男が逆らうわけがない」という前提の元にやっているんだろうと思う。どうも記事を見る限りうまくいっているとは言えない家庭環境のようだし、旦那の世話なんか金でももらわないとやってられないって発想で思いついたんだろうけど。
でもこれって、男の方が家庭の維持に固執しているからこそ成り立つわけなんだよね。
男の方が腹決めちゃったらどうするんだろう。
私なら、こんなビジネスライクな関係持ち込まれた時点で家族関係の維持なんて考えないよ。
今がこれじゃ老後はどうなるのさ。たとえばだけど、弁当作る事すら嫌って「専業主婦」が、身体のきかなくなった旦那の面倒なんて見てくれると思うかい?
こうなったらもう遅いんだよ。
家庭の維持なんて虚しいことを考えるより、なるべく綺麗にスパッと分かれたほうが子供の教育上もいいし、自分も老後の準備ができるだろう。
一円でもこの女に金とられないようにするなら、一日でも早いほうがいい。
退職してからだと、退職金も年金も半分もっていかれるかもしれないしね。
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2 件のコメント:
このコメントが秀逸かな。
http://anond.hatelabo.jp/20090727165525
>
>昔、同棲相手が無職になったときに
>似たようなこと言い出したことがあるんだよね。
>セックス一回5000円、飯500円って
>働かない自分を正当化したかったらしい
>ムカついたから
>「別にいいけど家賃半分払って、それからセックスは毎回口内射精or顔射になるよ。
>飯は吉野家の方がうまいから無しで」
>
>って言ったら撤回した。
>そのままこじれたんで追い出した。
>恋愛なんて黙ってりゃ男が損するように出来ているのに損得に気付かせたらダメだよ。
>かわいく甘えてくれれば家に置いといてやるのにバカな女だ
男の愚直さ、女の愚かさといった所か。
守るべきものは「家族か彼女」、利害が対立して情がなければ「敵」。
「敵」認定された場合、怒りを向けられる事すらなく、冷たく効率的に「自分の生活から、鉛筆書きの線のように消しこまれてしまう」事が、上記コメントに現れている。
男の脳には、「敵を冷酷に追い詰め抹殺するためのキリング・マシーンが組み込まれている。
女が日常、それに気づく事はほとんどない。
男の「殲滅スイッチ」がONになるケースで、インターネット上で良く散見されるのは「妻の浮気」など。
妻が浮気→「家族」でなく「敵」認定→相手の一族郎党、間男含め全部殲滅しようとする旦那が出て来る。
その時になって、昔から知っていた「やさしい男・夫」が、実は「自分を滅ぼそうとする意思だけに駆動されるモンスター」に変身した事を知って、戦慄し恐怖するが、既に遅く破滅させられると言うステロタイプが存在する。
そうしたテキストのどこまでが真実なのか、確かめる術はないのだけれども。
人の品性は、その行動に現れる。
家庭がお金と言う価値に換算されてしまうのであれば、お金を持っている人、稼いでいる人が最高権力者になる事には議論の余地がなくなってしまう。
少なくとも、株式会社と言うのは、株を通してそういう論理を結晶化させたものでしかない。
株を支配する者(出資する者)が、企業を支配する。
しかし、くだんの夫婦の関係で言えば、嫁さんは旦那とそうした関係を望んでいるわけではない。
慣習的に妻の権利とされているものは全て守った上で(法的にも守られているんだが)、
なお、サービスをお金と言う形にする事で、何かを手に入れようとしている。
それは、旦那が認めている「ゆえに」出来る事であって、何かの過ちで愛を失ってしまったら、瞬時に全ては自分に跳ね返ってくる。
もし、旦那が嫁さんに対しての情を失ったら、金に全てを換算する関係では
「幾らで手を切ってくれる?」
と言う話しか出来ない関係になってしまうだろう。
メリットなど何もない、サービスは金で買えてしまうから。
金で買えない価値と言うのは、行いであがなっていくしかないのに。
信頼は毎日、裏切らない事で築かれるのに。
この夫婦は、最後の日まで愛や情を失わないで居られるのだろうか?
それとも既に、乾き始めているのか?
他人には知りようもないことなのだが。
おお。
でもそうですな。老後や将来のために結婚するって話もあるけど、それでもまぁ基本的に男と女がくっつくってのは、お互いにできる事を持ちより、与えあう事で成立するものでしょう。
時々デートするだけの個人同士と、衣食住をある程度一緒にした共生関係は違うんだから。
逆に言うと、たとえ無職になろうと「ごめん、しばらく仕事ないよ」という話になっても問題ないのが共生関係の利点だろう。猫が傷ついた家族にせっせと餌を運ぶように、共に暮らすという事はそういう事だ。身内とは敵でない者という意味なのだから。
>>守るべきものは「家族か彼女」、利害が対立して情がなければ「敵」。
>>「敵」認定された場合、怒りを向けられる事すらなく、冷たく効率的に「自分の生活から、鉛筆書きの線のように消しこまれてしまう」事が、上記コメントに現れている。
ですな。
いやぁ、テキスト自体が真実かどうかはあまり問題じゃないと思うのですよ。納得できる事実ですからね。
先生もいうように、男が女と共に住みたいと思うのは、いろいろと理由があっても「家族か彼女」どちらかにしたいからだろう。どういう生活をするにせよ相手は「俺の奥さんor彼女」と認識しているから少々の無茶も受け入れるし、困った時は無償で手をさしのべる。そりゃ当然だ。
だけどそれは裏返すと「これは僕の彼女でも奥さんでもない」と思われてしまったら全てがおしまいって事なわけで。
そうなった男にとって相手は「獅子身中の虫」以外の何者でもないんで、極めてビジネスライクに、少しでも安価に叩き出す事しか考えなくなるのはむしろ当然だもの。
----
昔、私がお世話になってた宿で、こんな事があったとですよ。
旦那さんは婿養子で、もともとそこに転がり込んでアルバイトとかしてた若い旅行者だったんですね。奥さんはその宿の子で、仲良しのいい夫婦になった。何しろ旦那、元旅行者なんで旅人を捕まえるのが実にうまい。まぁ私もそのひとりなんだけど、いつだって宿は盛況だった。
ところがですな。
定期的にやってくる常連の中には若い女の子もいたりするわけで、奥さんがメラメラと嫉妬をもやし出しちゃった。だけど相手はお客さんなわけでイビるわけにゃいかないんだけど、この宿のあるところはすごいド田舎で、旦那が「よそからきた婿養子」という目で見られていたのをいい事に、旦那をちろちろとイビったりする事が増えはじめた。
あとはまあ、言うまでもない展開と思います。
旦那は最初奥さんの態度の意味に気づかない。でも、なんか態度が冷たくなっているのには気づくわけですよ。そして何度かのすれ違いもあって、両方の仲はどんどん取り返しのつかない方向へいっちゃった。
んで、何度目かにやってきたその若い女性客の方が気づいたんでしょうな。実はこれこれで、まぁやっぱりと話しているところに奥さん登場。浮気現場を見つけたとばかりに大噴火、そんなに私が嫌なら出ていけと言ったようなんだけど、その時点で、いいかげん醒めかかっていた旦那の気持ちが完全にエンプティになっちゃったらしい。その女性客を翌朝きちんと送り出してから、その旦那も行方不明になっちまったんだそうな。
旅人関係には「浮気がひどいので奥さんが追い出した」と情報が流れていた。
だが、私の友人で、やたら女に縁のある変な奴がいるんだけど、彼が遊びにいって見てみたところ「あれは叩き出したのではないな。旦那絞りすぎて愛想つかされて逃げられたようだ」との事。
私もその意見は賛成。
実のところ、その地域の閉鎖性は私も知ってたし、旦那がその事でぼやいてたものの、奥さんも生活も大好きだったのを知ってる。そして、奥さんに「○○さんってどう」となぜか連泊者の特定の人物について聞かれた記憶もある。私はよくお世話になってたけど連泊した事はなくて、よくわからなかったんだけど。
今思えば……そういう事だったんだろうなぁ。
旦那はこの場合婿養子なので、叩き出すという方向には走れない。だから、一定のところに行ってしまった時点で、出て行ってしまったんだ。
男は元長期旅行者で旅のノウハウはある。おまけに近年でも冬には出稼ぎに出る事があって、外とのつながりも切れてなかった。
たぶん「これはもうだめだ」と思った時点で、終わってしまったんだろうなぁ。
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