2009年8月23日日曜日

無責任だなぁ

J-CASTニュース : 一番の関心事は貯金 20代は「かわいそうな世代」なのか

<引用>
「断れない大きな飲み会には出ますが2、3人の集まりには行きません。飲んだら無くなってしまう酒なんかに、カネを使いたくないから。余ったら貯金。貯金で(液晶大画面テレビなどの)形が残るものを買ったり、将来に備えます」(29歳の男性サラリーマン)

「飲み会を開いても来ない学生が多い。部屋に居るのが好きで、アパートに無いものといえば、酒、エロ本、エロDVD、冷蔵庫の中身です」(23歳の男子大学生)

「結局、日本はもっとダメになると思っているんです。成功する人は1割にも満たないはずから、慎ましく生きるしかないんです」(22歳の男子大学生)


極論も少し混じっているが、概ね正しいと思う。
飲んだら無くなってしまう酒なんかに使いたくない、というのは残念だが非常に正しい。今の世の中の現状を思えば、平和に飲んでる金があったら一円でも貯金して非常時に備えたいというのは実にまっとうな意見だ。
私だってあなただって、この彼だって、いつ首を勧告されるかわからないのだから。

で、以下のコメント。

<引用>
「20代からの自分を高める勉強法」(ソフトバンククリエイティブ刊)などの著書がある、ジャーナリストで経営コンサルタントの中島孝志さんは、現在の20代を「かわいそうな世代」と評し、こう話す。

「20代は将来に不安の要素が多いため、ちょっと先の未来に踏み出すことができない。貯金は地に足がついた人生設計、ともいえるが、投資のようなリターンがないから、若い世代にとっては、停滞、を意味しているのではないか」


金を使ってないから停滞している、とどうして決めつけられるのか?
勉強して資格取得している奴、専門分野の勉強をしている奴もいるだろう。彼らは飲み会に行ったり車買ってる時間があったらそっちに使っているのではないか?

たぶんこのコンサルは気づいてるのだろうが、あえて言わないんだろう。なぜなら、何が何でも金を使わせたいからだ。自分や自分の顧客たるジジイどもの財布は痛めずに。

<引用>
20代の若者が保守的になっているのは、同世代にたくさんニートがいてその現実を知っていること。さらに、株の乱高下、年金、サブプライムなど経済面の問題が山積し未来を描ききれないことや、両親が不況の時代を生き、今でも家のローンや、教育費を抱え「カネがない、カネがない」とシャワーのように言葉を浴びせられてきたからだという。


ここまでは正しいと思う。が、

<引用>
「20代がお金を使わずに貯金しているのは、自己投資をしていないのと同じだから、これからの人生に向かって投資しなさい、と言いたい。投資は成功も失敗もあるけれども、どちらがおもしろい人生を送れるか、ということだと思うんです」


はい?
すみません、どういうブッ飛び理論なんでしょうか?

自分に投資する事と金を使うことはイコールではないだろう。ましてや「貯金しているのは、自己投資をしていないのと同じ」なんてのはただのお笑い種である。

なのに、どうして金を使え使えというのか?簡単だ。
年寄り世代が逃げ切るためには20代から、さらになけなしの金を搾り取らないといけないからなんだな。
騙されちゃいけない。

若いみんな。どんどん自己投資をして自分を磨こう。
だけど無駄金は使う必要ない。真に金が必要な時はどうケチっていようがやってくるので、それまでは無駄遣いはせず、自分を高めていけばいいと思う。
真にやっちゃいけない事はただひとつ。「ぼけーっとテレビだけ見て、単なる消費単位として何もせず過ごす」事だけだ。
それはつまり、一生搾取されるだけって事なんだから。

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