ASCII.jp:Netbookの次を狙う「スマートブック」、その市場は……|PickUpコラム from 月刊「ビジネスアスキー」
簡単に要約すれば「こんなの誰も欲しがらないよ、ウインドウズだって動かないじゃん?まぁマニアのオモチャとしては僕もほしいけどXD」という典型な煽り記事である。
言ってる事は確かに嘘ではない。だが、そもそもスマートブックを欲しがる奴が高性能ネットブックを欲しがるわけがないという現実を軽く笑い飛ばしちゃって書いてる点でこの記事は見る価値がない。
ネットで賛否両論になっている記事を見ればわかる事だが、この手の端末を欲しがっている「ノートPC」ユーザはいないと言い切ってもいい。欲しがる者、肯定的に評価しているのはむしろスマートフォンやPDAのユーザーだろう。それも、かなりヘビーに持ち歩くユーザが圧倒的といえる。
彼らは持ち歩く端末に「PCの代わりができるかどうか」なんて最初から求めちゃいない。ましてや「Windows端末かどうか」なんて発想でも選びはしない。彼らが気にするのは「自分の必要要件を満たしているかどうか」であってOSが何であろうが関係ない。
(もちろん「Windowsを持ち歩きたい」「オフィスを持ち歩きたい」という層もいるだろうが、彼らはそもそも「ウインドウズの動くノートPC」という前提条件から外れやしない。ゆえにスマートブックの顧客にその手の人間を考慮する必要は全くない)
そこで重要なのは「使いたいものがちゃんと動く(必要充分な性能)」「軽くてバッテリーがもつ」「荷物にならない(小ささと、ある程度の頑丈さのバランス)」というモバイルの基本三点だろう。個人的には、完全防水かつ防塵・防振で一日バッテリーがもつNetWalker(GPS内蔵)が発売されたら真っ先に購入してバイク用に常備するのだが、まぁ、つまるところそういう事なのだ。
4 件のコメント:
今んとこは、私にも分からんなあ、この辺の商売のターゲットとその帰趨は・・。
私自身としては、Palmを最初にいじってからずっとPDAを使い続けて来たので、
「掌サイズのマシンではOSを選ばない。入り用な機能があれば良い」
と言うのは分かる。
PDA以前はリブレットしか使える機械はなかったし。
ただ、WillCOM=Win系でマンガミーヤその他、キラーアプリとなる便利な静止画・動画再生ソフトに遭遇してからは、使う機種がWin系に固定してるんだな、これが。
iPhoneにも同等のキラーアプリがあるのは見知ってるが、
「本をPDAで読む」「たまに動画も再生する」と言う使い道からすると、iPhoneのはどっちかと言うと動画寄りで、本を読むのに特化していない。
マンガミーヤの恐るべき点は(開発中止で、今や本来の開発者は消え失せており、コピーしか存在しないのだが)取り込み画像ファイルのみならず、テキストも同等に扱う、と言うより、青空文庫テキストのビューアーと画像ビューアーを合体したものとしては、これより優れたものを知らないと言うところにある。
OSが提供する機能と言うのは、アプリのどの階層まで食い込むかはともかく、どのOSでもそれほど違う訳ではない。
ファイル管理であったり、場合によっては圧縮ファイルの展開であったり、便利な描画機能であったりする。
レイヤさえ適切に変えれば互換性があるから、同じようなハードが一杯出て、ある程度こなれてくると「どのOSでも同じような事が出来る」と言うのは言える。
ところが、アプリケーションはそもそもコンセプトを出す所からその作者のカラーが出るため、一つのキラーアプリに対し、そのクローンを開発しようと言う明確な意図なしに同等品が出るかどうかというのは確率論である。
以前、DOSにも「テキストを読む」「掲示板ログを読む」と言う事ではほぼ究極のキラーアプリが存在した。
これは、掲示板ログに対して、独自のマクロで書式設定をすれば、ページを付けて読む事が出来ると言うもので、非常に高速に動作し
、莫大な量のログを読む私のような人種には非常に重宝した。
Winで同等に近いものが出現するのには、10年近い歳月が掛かり、しかも、機能特化型の独自マクロでなく、perlでログの書式スクリプトを書かねばならなかったため、扱える人間が限られた。
(コンセプト自体は、テキストをデータベース化するというものであり、同等と言ってよい)
つまり、
「ハードの機能は競争で均質化する」
「OS機能は論理的に均質化する」
ので、同じクラスのハードには自然に同等の機能・OSが備わって行くが、キラーアプリは作者の嗜好を反映するため、容易に同じものが揃わないのである。
ちなみに、WillCOMがぼつぼつやばいので、私はスマートブックにもちと興味はあるんですがね・・。
だいたい先生と同じです。
ただ「求めるもの」が違うのは当然なので、そこはそれだと思います。
たとえば私はポメラユーザですが、テキストいじるしか能のない電池駆動のマシンなんて誰が欲しがるのよとユーザの私ですら思います。議事録ニーズがあるのはよく知ってるけど「いくらなんでもニッチにもほどがある」世界なので、あきらめてましたしね。
結果として「誰が買うのよといいつつ買う私の同類」が万単位でいたようですが。
こいつ普段は使わないんですが、使う時はマジ使いますんで。
春に、ちと事情があって徳島からローカル線で高知市までトコトコ移動なんて事があったんですが、徳島からポメラでじっくりまとめた原稿を、通信圏内にきたところでノートでアップ、とかやりましたからね。
うちのボロThinkpadでは通信するとバッテリーなんてアッというまだし、イー・モバイルは、高知県中央部では工科大のある土佐山田まではただの白い箱保ちゃしないです。だったらというんでポメラを出して推敲の時間に使ったというわけです。
もっててよかった :D
そんな私ですが、小さなキーボード常備のネット端末は昔から愛用してたんです。コミパルもカラーブラウザボードも中古でゲットして使ってました。古い機械でXHTML1.0以上にもUTF-8にも対応しないので今となっては使えないけど、機能的にはあれの延長線上でいいんですよ。
んで、欲しい機能さえ満たしてくれれば、AndroidであろうとMoblinだろうとかまわないんですが、とりあえず初代ZERO3でもう懲りたのでCE系、特にWMは勘弁なと。モバイルギア(CE2.0)はもっさりだけど良かったのになぁ。
インテル系はとりあえず現状論外。チップセットまわりをインテルが手放さない限り本格的な省電力の機械は出そうにないので。
一番期待しているのがブラウザベースのオンラインサービスその他、GPSついてたら嬉しいなってとこなのです。
その辺の、機能に対する嗜好で言うと、
・「絶対といって良いほど、PDAでテキストを編集しない」
・「PDAでは、漫画(画像)、小説(画像)、青空文庫テキストを読み、しかも莫大な量のデータ(万単位)のストックを持っている」
・「たまに動画データも再生する」と言う条件に見合うものでなければならないため、WinCE+マンガミーヤを採用。
・テキストを書く場合はノート以上を使うため、多少もっさりしているものの薄型のノート(ネットブック以前の機種だが、まだ使える)を愛用している
・開発に使う場合があるため、最低限開発環境が入るだけのスペックでなければならず、ネットブックが使えない
と言うような事情が絡んでるものと思われます。
初期はPalmOS上でテキストを読んでたんだけど、2005年くらいからPalm上でのアプリケーションの進化が止まってしまい、その前後に出現したWin上での画像ビューアに乗り換えたんで。
W-ZERO3の初期型は買わず、WS700やアドバンスを歴代使ってから、こなれたW-ZERO3の後継機に乗り換えたから、多分もっさりしてた時期ってのは経験してないんだな、Willcomでは・・・。
しかし、いよいよWillCOMも経営がやばくなって来たようだし、さらに後継機を探さねばならんかもね。
PDAは大体3年で乗り換えるか、事故で水没・破損があって買い換える羽目になってるんだが、最近は乗り換え機種そのものが限られるようになってきた。
スマートブックに乗り換えられるんなら、それはそれでありがたいんだが・・・
なるほど。
私はマンガミーヤの愛用者には結局ならなかったんですな。ちょうど作者さんが降りた前後のころだったんですが。
これはまさに「キラーアプリが分けた明暗」なんでしょう。私にとってZERO3は青空文庫ビューア、たまにカメラ(シャッター音をもごもごしてあるので、静かなレストランや図書館みたいなとこで大活躍)という状態になってます。
Linux上では、自作ツールで青空文庫テキスト→Latex2e+kunten2e.styを通してdvipdfmxでPDF化して読んでますが。
まぁ打ち込みについては「思いついた場所で唐突に書き出す」もので。
ちなみに純粋なネットブックは私も用途ないですね。持ってるけど、これはNvidiaのGPU入ってるから正しくはネットブックではない。
でも、キーボードがクソなんで、結局はThinkpad(これも古いR50e)を併用中というちょっと情けない現状です。
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