2009年7月15日水曜日

いつまでも甘えていたいだけの奴も混じってると思われ

Business Media 誠:各地で急増する“女子”たち……。何歳までが女子? (1/2)

どういう意味で使っているか、という点については悪くないと思う。
だが「女子」という響きがいけない。年老いた自分を認めたくないだけのババアに業界が便乗しているような見苦しさも同時に感じてしまうからだ。
アラサーとかアラフォーとか妙な言葉が流行する原理と同じだろう。言い換えても言葉の意味するところは同じなんだけど、語感によるイメージの違いは男より女の方が敏感だ。それは悪い面もあるが、消費を煽る側からすれば「皆が同じくらいに少し貧乏だと満足する」性質と並び、大変利用しやすい女性の構造的弱点のひとつとも言える。悪い事ばかりではないのだ。

まぁ「女子」を上の年代が使うのは、子供が何でも許されるという、子供に異様に甘い現代日本の社会構造があると思う。
同じ事をしても、子供なら許されるのに大人なら許されない。ようするに上の「歳をとりたくない」の繰り返しなのだが、そんな社会と自分とのギャップもあるんだと思う。
ようするに「男にちやほやされてワガママを通したい」から「女子」の言葉を使うが「小娘と一緒にされるのもかなわない」というもうジレンマが「30代女子」みたいな変な言葉が支持されているのではないか。
いや、本当にワガママだわ。

何かひとつを得るなら、別の何かを失う。両方取りなんてありえない、それが人生というものだ。
ひとは大人になる代わりに子供時代の特権を失ったはず。「男子」「女子」という呼称だってそのひとつなのではないか。学校の制服がもう似合わないのと同じと考える。
そんな事も理解せず、いい歳こいて「わたしは女子」なんて自称するオバハンが本当にいたら…………いやぁ、まぁ自由だと思うけど、あまりお近づきにはなりたくないなぁ。
もちろん妄想するのは個人の自由なんだけど、さすがに見苦しい。声高に主張するような話じゃないと思うぞ。

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