「その後のハイジ」と何人かの人が描いているのだけど、原作者が残しているのはクララ編まで。それ以降の、ペーターと結婚したり先生になったりしているハイジはすべて、後日描かれた誰かの二次創作です。
まぁ、それを言うなら本来のハイジは山に帰るまでで、クララがアルムにきたりするあたりは、本編が売れてから作られたセルフ二次創作という話もありますが、まぁそれはそれ。
で、ふと思ったのが「バッドエンドハイジ」を描いてみたいというもの。
フランクフルトで、ゼーゼマン氏たちの決断が遅れて手遅れになり、フランクフルトの病院でひとり亡くなるハイジとか。
でも究極に描いてみたいのは、フランクフルトに行かなかったハイジ。
それは不幸な話だったが、だけどクララの事やおんじの事を思うと、フランクフルト編は確かに必要だったわけで。
これがない場合、いつか、おんじとハイジの生活は破綻を起こすと思われるので、それを描いてみたいわけだ。
パターン1。おんじ死亡。
問題は残されたハイジ。ハイジがまだ小さければペーターの家にいく事になるのでしょう。少なくとも、おばあさんもペーターも放っておくわけがない。ハイジは山に登れず(のぼれば山小屋を回避できず、おんじを想って泣くことになる)しばらく苦しむが、立ち直ればまた元気になり、そしてそのままペーターの奥さんに。
……なんだ、結構そのままでも幸せになれるかもしれない。
しかし、ある歳になってからだと厄介だ。なまじ大人になって山小屋の切り盛りが可能になっているがゆえに、おんじの後をついでそのまま住んでしまうかもしれない。
たったひとりで。おんじの女版のようになって。
パターン2。思春期のハイジ。
いかに就学が遅れようとも、いつかはハイジ本人の意志で外に出ようとすると思う。なんたってハイジはあのおんじの孫なのだから、一度暴走をはじめると祖父のおんじですら止められない。
だけど、それがおんじとの別れの日となるのかもしれない。
うむ。想像すると楽しそうだなぁ。
2009年5月24日日曜日
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