最近の流行歌はどれもこれも音域が高いのが多い。男声でもそうであるし女声なんかなおのこと。昔なら百年にひとりとさえ言われたソプラノボイスの人すらネットでしばしば見かける。
もちろんキーをいじればいいんだが、オリジナルのキーで歌えないのは非常に不満だ。
だからちょっと練習してみようと思った。
場所の確保が最大の懸案だが、状況分析も大切だ。
まず自分の音域と声を出す癖をチェックしてみた。といってもスタジオとかでやったのではなく、自己流の方法でツーリング中にあれこれやってみたのだ。声を裏返したり喉を少し絞めこんでみたり。まる一日そうやっていると、問題解決に必要なところがあれこれ出てきた。
まず第一に。私の音域は狭すぎると思う。
二オクターブは確かに確保されているが、明らかに上の方は地声でなくミックス入ってるし、順番に上げていくと最後は裏返ってしまう。明らかに中学時代に先生に習った事が歪んだ形で残っている。長年の癖でスムーズに切り替わっていくのが逆に災いしているのだろう。地声だけ、ハーフだけ、ファルセットだけの音域が非常に狭く、また安定しない。特にファルセットが未熟もいいところ。ここが進歩しないとおそらくミックスもダメ(ミックスは地声にファルセットを混ぜる事で成立しているのだから、そのファルセットがダメじゃ当然話にならない)。
よくこれでメモリーグラスとか歌ってたなぁ。
そんなわけで、とりあえず練習曲を決めてしばらく遊んでみる事にした。
曲目は『アイモ~鳥の人』。「え、あんな音域高いの歌えるん?」と言われそうだが、一応言っておく。現在進行形では全く歌えない。調子が良ければ声が出せるってだけであって、しかもその声も小さく不安定でぶっちゃけキモイ。ちゃんと完成すれば、ファルセットなので終着地点はもののけ姫のアレみたいになるはずだが。
捜した曲の中で1番音域が高く、しかもファルセットでぎりぎり音が出て、しかも全く使い物にならないというのが選択の理由。つまりこれが普通に歌えるようになれば完璧というわけだ。
当たり前だが、この音域は自分の歌唱としては変声期以降は未知の領域でもある。おそらく使いこなせるようになればハーフやミックスの整備への道も開いて、音域をかなり改善できるんじゃないかと期待している。
……さて、あとは場所かな。なかなか歌う場所がねえや。
朝早めに出勤して職場でという究極の手も少し使える。あとはツーリング中と…。う~ん、もう少し時間を切り出せないかな。
2010年5月13日木曜日
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