防水というか……。
生活道具である以上、高度である必要はないが防水防塵耐衝撃機能がある程度必要である。
この手の機能と聞くと「屋外で使わないよ」という人がいるが、それは携帯電話が壊れる大きな原因の一つが屋内での水没やユーザの汗などであるという事も考慮にいれて欲しいと思う。そもそも人間の体は大部分が水だし、家の中は水と埃だらけなのだ。
だから、常に身につける機器や生活に密着している機器は最低限の防水・防塵・耐衝撃性を持たなくてはならない。
ノートPCと言えば持ち運んで使うものだし、使い終わった道具は片付けるものだろう。居間で使ったり寝室で使ったりする事も当然ある。冬ならコタツの上もありえるだろう。
そして、そうやって持ち回る以上は落下の危険は常にある。お茶やコーヒーだってこぼしてしまうだろう。
水や埃を避けるのは別に特殊な機能ではない。単に今まではコストに見合わないから積極的ではなかったにすぎない。
実のところ、そこそこの数のメーカーが防水などの対策をすでにやっている。
パナやNECのように完全防水機種をもつメーカーもあるが、そこまではいかずとも「コーヒーをキーボードにこぼしても平気」な程度の防水性ならばDELLですらもやっている。実は「PCには防水性が必要」である事はメーカーの方が感じていて、しかしコストとの兼ね合いで普及していない、というのが正直なところなのだろう。
シャワーを浴びながら電話できちゃう今時の防水ケータイのようなわけにはまだまだいかない。
しかし、ある程度の防御力が標準装備される日はおそらく遠くないだろう。
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