2010年2月3日水曜日

何年ぶりかに自転車屋にいった。

今住んでいる土地の制約で、日常の用途にオートバイがほとんど使い物にならない。
(二ヶ所だけ例外があるが、SHOP99と生協だけではなぁ)
要するに駐車場が全然ないのだ。自治体の方も作る気なんぞさらさらないようで、しかしそのくせ取り締まりはめちゃめちゃ厳しいのだ。
どうもこの地域の自治体は、地域から自転車やオートバイを一掃したいらしい。駐車場はやたらとあるんだけど、そこがガラガラでも原付も止めさせないもんね。「どうしてもと言うのなら止めさせてあげるけど、車料金もらうよ当然でしょう?」と言われた奴もいるそうだ。なんじゃそりゃあと思うし本当なら大問題なのだが、実に本音なんだと思う。(※)65歳以上の介護申請を全部門前払いしているという東京都新宿区同様、要するにお金をばらまく奴以外は来てほしくないんだろう。
(※:実話です。昔クイズダービーに出てた篠沢教授が申請しようとしたそうですが、木を鼻でくくったような応対で門前払いされたそうで。で、それをマスコミに暴露したので今、大問題になってるそうです)

閑話休題。

上のような理由や健康のために最近はよく歩くのだけど、ほんの数キロ歩くのに一時間二時間平気でかかるのにちょっと困っているのです。しかも慣れない土地なので、道を間違えた時のリスクが徒歩だと半端ないのも困る。
というわけで自転車をと思ったわけです。

狙いはブリヂストンのスニーカーライトあたりなんですが、とりあえず近場の自転車屋へ。
へ?スニーカーライトくらいネットで買えって?
いやいや、自転車って単車以上にセンシティヴなメカですよ。私は残念ながらステアリングヘッドやシャフトまわり、ディレーラーなどのメンテがきちんとできるわけではないので、売りっぱなしでないちゃんとした自転車屋さんとつなぎをつけておきたいのです。だから少しくらい高くても、投資と割り切って自転車屋さんでまず買います。少なくとも今回は。

 ネットでみつけておいた、一番近い&古典的そうな自転車屋に行った。
 ちょっぴりみぞれ半分の小雨の中、入った自転車屋。ところ狭しといろんな自転車があるが、置いてあるのはブリヂストンが多い。全体的に店の雰囲気は少し暗く、色とりどりの子供むけ自転車のあたりが華やいでいる他はむしろ殺伐とすらしている。しかし暗い、というよりむきだしのコンクリやらバラされた汚れた自転車がそう見せている。
 間違いない。典型的な、昔堅気の汚ねえおやじの自転車屋だ。
「こんにちはー」
「はい、いらっしゃい」
 作業服のおやじ。どうやら一休みしていたらしい。
 で、折りたたみ自転車について聞いてみる。
「色々ありますよ。でも安いのは……」
「ああわかります。メカですもの、安い→ガタつく、精度が悪いって事ですよね」
「ええそう、それがわかれば問題ないですよ(にっこり)」
 おやじも何を思ったか、おもしろそうなネタをいくつか披露してくれる。
「ネットで探すと、一万円を割るような折りたたみ自転車も確かにありますし、うちにもそういうのを修理を持ち込む人が時々いるんですよ。でも、ひどいですよアレ。
 たとえばね、この間のひと。フレームの折りたたみ部なんですが」
「ガタがあったんですか?」
「いやいやとんでもない、それどころか」
「?」
「そもそも、まっすぐにならないんですよ。組み立てるとね、車軸がオフセットしちゃってるのよ斜めに」
「……うっへぇ、ひどいなそれ ^^;」
「でしょう?けどわたしもさすがに『あなたの自転車ダメだよ』と言うのは忍びなくてね。そのへんの自転車を見せて説明してあげたんですよ。『ほら、ここに立って他の自転車見てみなさい。前後輪がまっすぐでしょう?で、あなたのはズレてる。これが、走行時におかしい理由ですよ』って」
「ううむ……確かに、他に言いようがないですもんねえ」
「ええ、まったく(苦笑)」

 いいけど、イチゲンの客にこんな話を楽しくしてくれる自転車屋やバイク屋のおやじって好きです。
 注文するならここにしよう、うん決めた。
 んで、相談をはじめたんだけど、
「玄関の中に入れたいんだね?じゃあ、まずは入り口の大きさを見て入れられるか検討して見るといい。これ持っていきなさい」
 ♪ちゃらり~ん、hachikunはブリヂストンの2010年版カタログを手にいれた♪
 
 そんなわけで帰って来ました。
 玄関のサイズをあれこれ調べる。んー、思ったより狭い。
 やはり16インチモデルがいいかなぁ。ちっちゃい方がでかいより萌え……もとい、便利そうだし。

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