今回は、懐かしい昔のアニメ「超時空要塞マクロス」である。
かの作品の登場人物は基本的に好きなんだけど、リン・カイフンだけは嫌いだった。まったく空気の読めない狂信的反戦主義者で、そのくせ自己中で自分からは何もしないという最低男なのが当時の子供心にもわかったからだ。ただの平和ボケのガキなんである。なまじ拳法やってたりして、それを個人レベルではゴリ押し可能だったりするからさらに増長していて、TV時点では痛さ全開のバカガキだった。
すげえイラつくタイプの男なんだが、現実にこの手の奴結構いたりするから余計にイライラした。
劇場版ではそうでもなかったみたいだけど、それでも一度下がりに下がった株はどうでもよかったと言える。むしろミンメイがきら星の如き存在であるためには、引き立て役がいるんだろう程度で納得したというべきか。
一応念のためにいうと、反戦や非武装を訴える事自体は間違いではないのである。軍が嫌いももちろん結構、というか私だって好きではない。
だが、空気を読めない奴は論外だろう。
反戦主義なのは個人の自由だ。しかし、既に生き残りをかけた血みどろの戦闘に突入している状況で、しかも皆がそのために知恵を絞っている場所にあって、それを理解しようともせずに自分の意見だけ押し通そうとする。で、温厚なマクロスの艦長にさえも一喝され、(そりゃあ怒るわ)拒否されるとひねくれてふんぞりかえる。
あれは子供心にもわかりやすかった。「まぁ、これでは空気扱いされても仕方ないよな。邪魔なだけだもん」と。
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