2009年4月4日土曜日

今の時代゛の国内ポップスは皆ヘタクソ?

動画サイトで昔の歌手の見るじゃん。
たまに山口百恵とかみつけて「おいおい、いいのかよ肖像権とか(楽曲の)著作権的に」とか思うけどまぁそれはそれ。CD購入用の宣伝にしているケースもあるようだし、そこらへんはともかく。

「歌うまい」「神曲」「鳥肌」というコメントにはちょっと驚いた。

当時の山口百恵というと、むしろ下手糞な部類だったと思う。特に初期なんか声が1オクターヴ出てなくて「音域狭すぎ」とか酷評されてもいたはずだ。
楽曲としての美しさでごまかされているけど、そんな無茶苦茶うまいわけではない。その証拠に、当時の歌手で「学校で合唱部にいた事がある」薬師丸ひろ子がいい例だ。彼女はアイドル向けの歌唱法でなく合唱部で学んだ歌唱法をベースにしているのが同じ合唱部出身として諸分かりだった。かなり上手いと思ったけど、めちゃめちゃ上手かったわけではない。
だが、ポッと出でそうたくさんのヒットを飛ばさなかった薬師丸ひろ子と比べても、百恵はかなりのキャリアにも関わらず歌唱力は薬師丸ひろ子より数段上というわけではなかった。かなり歌い込んで後期にはいい感じになってたけど、でもたぶんそれが限界だったのだ。
もちろんプロの皆さんの巧みな楽曲もあるし、本人も一生懸命歌っているのでアラが目立つなんて事はないんだけど。

でも、彼女を評して「鳥肌」とまで言われるほどとは……はて?
そんなに今のポップス関係が下手糞なのか。それとも楽曲自体のほうがダメダメなのか。
考えてしまうところではある。

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