2009年2月13日金曜日

うん。正しいことを言っている。

「仮想化で収益向上」は経営層から提案せよ- @IT情報マネジメント

実際にいくつか仮想サーバを動かしてみた事から思うのだけど、
仮想サーバ最大の利点は物理ハードウェアが節約できる事ではない。
ひとつ欲しいと思えば数分で一台動きだし、
バックアップしたいと思えばFDDをデュプリケイターにかけるかのごとき簡単さでバックアップできる事。
これに勝るものはない。つまりスケーラビリティだ。

でも結局、目の前の初期費用しか見えてない人たちにはどう提案しても無駄だったのだけど。
「十倍のお金をかけて堅いハードウェアを買って、その上で七つのドメインしか使わなかったら損だ」としか
考えない人たちに、スケーラビリティや保守の容易さを説いても確かに意味はない。

あれだ。
たぶん彼らは「千人の選挙区で五人の候補が出ました。当選確実にはいくつ票がいりますか」と言われて
二百とか答えちゃうんだろうなぁ。
メモリ4GBのパソコンを十台組み立てるのと、
メモリ40GBのサーバを一台買うのとでは使いでが根本的に違うだろうに。

「バーチャルサーバがあるじゃん」はぁ?

バーチャルサーバは所詮バーチャルサーバだ。
限られたリソースでひとつでもたくさんのドメインを吸収する点では意味があるけど、
信頼性に欠けるし、そもそも保守運用性は最悪ときている。
ある程度工夫で簡素化も可能だけど、ソフトウェア的に一台で完結しているものには当然、まったくかなわない。

0 件のコメント: