探したら全然なくなってる……みんなチャックのオープン式なんですよね。
紐締めじゃないときついなぁ。持って歩きたいものがあるのですが
これなんだよね。
(注: 横のデジタル体重計はサイズ比較用です)
う~ん。
紐じめじゃないと走行中に落ちそうなんだよなぁ。
ヤマハGL-1。通称ギタレレ。大きさはテナーウクレレくらいなのでチューニングはレキントギターと同じ。つまりウクレレ+低音弦二本。
こう書くと難しそうだけど、つまり、これでGを弾くと普通のギターのCになるってだけの話。だからギター弾けるならこれも当然弾ける。
前の会社・前の前の住居からの生き残りで、釧路の楽器屋で衝動買いしたもの。しかしもう本当にボロボロ。
メインギターだけど完全封印状態の78年式K.Yairi YW800(礼文島時代に大活躍)とは違う時代を支えている。
どんな素晴らしい楽器でも、狭い部屋に閉じ込められていては意味がないのだ。
7 件のコメント:
とはいえ、まずは楽器屋にいかないと。
実はちょっと歴史的事情で、
「ヘッドにヒビが入ってる orz」
のです。
修理代の方が高くつきそうなら最悪、買い替えかなぁ。
木製楽器ってのは、修理の手間は安かろうが悪かろうが手作業なので大差ないもの。
VT250Fでフルサイズのギターしょってた頃が懐かしいなぁ。
田舎の交通事情(ギターの事だけ心配していればいい)と若さで強引にやっていた事だけど、今なら「コケた時の損害のバカでかさ」を思うだけで震えがきますよ。
カブにリサイクルショップで買ったギター積んでた(ギター覚え初め)の頃とはワケ違うもの。
78年式のK.Yairiなんて、壊しちゃったら金額はともかく簡単に替えなんて見つからないのに orz
モンベルの店に無かったっけか、山歩き用の、紐締め出来るザック・・?
通販では見当たらないけど、店頭にはあったような。
昔持ってたのは、モーリス傘下の小さいメーカーが作った(と言う触れ込みの)ギターだったな。
K.Yairiなどは伝説のみぞ知る。
木材は経年変化で音が良くなる事があるから、
手入れがよければ昔のギターの価値は上がってくんだが・・・
機械もの(オートバイなど)よりも、木の楽器の方が長生きするとは玄妙なもの。
モンベルにはあるのか……ふむ。
とりあえず散策してみます。
(店頭でサイズチェックしないと危険)
K.Yairiは富良野市の小さい楽器屋さんで、誰かが手放したというものを25k円で買いました。78年のYW800というモデルで当時八万円だったそうです。
再現しようとしたら、現在の値段はあまり考えたくないかも……「一応」手工モデルだし、裏とサイドが「一応」ハカランダだし……うっへえ orz
いろいろと昔の置き土産は多いようです。ギタレレのヘッドになぜか鎮座しているセーラーマーキュリーのステッカーともどもw
ああ、でも私のYW800は金額的価値はゼロです。
礼文島でガンガン使い込んでますし、何よりブリッジサドルの下にマーチンのThinline332ってピエゾピックアップまで埋め込んでます。たぶん査定はつかない ^^
プロの方とも共演させていただいたり、数々の栄誉を受けた当時の『戦友』であり、個人的には値段のつけようがありませんが。
いやあ、木材の経年変化と楽器の「音」については、以前ストラディヴァリウスについて調べた時以来の記憶で(笑)。
木と人間の付き合いの面白さ、と言う点では、名器も普通の楽器も一緒です。
木材は、手入れさえ良ければ驚くほど長持ちします。
日本の場合、失火による消失がなく、湿気による腐食が補修されていれば、非常に古い木材が良い状態で保存されていて、その経年変化を調べる事が出来たりする。
以前読んであきれ返ったんだけど、木を構成するセルロースは酸化で減少していくが、同時に結晶化して強くなって行く。
最終的には朽ち果ててしまうのだが、ヒノキなんかはこの現象(結晶化)が顕著で、千数百年経過したものでも朽ちきらずに残っていたりする。
200年300年とは言わずとも、加工された木は、人間の一生分ほども付き合って、次第に完成されていくものとも言える。
楽器の価値は、金銭的価値って意味じゃなくて、持っている人間に取っての「使って良い音が出る」と言う意味の価値です。
その点は、名器も市販品も変わりない。
ストラディヴァリウスの場合、秘密は使われている木材+経年変化+塗装のニスにあると昔から言われて来た。
まず、使われてる木材が出来た時期、ヨーロッパが寒冷で、木目が詰んでいるらしい。
続いて、出来てから200年ほども経っているため、良い具合にセルロースも結晶化している頃。
で、塗装のニスは何度も化学分析されて来たのだが、最近になって「これじゃないか」と言う肝心の成分が判ったらしいですな。
ちなみに、昔のニスの成分をただ分析したところで、下手をすると分解生成物しか判らん(たとえばFeOとFe2O3みたいに、「酸化鉄」と言うのは一緒でも分子構造が違ってるようなケースの区別が付きにくい)。
元々どういう成分だったかを突き止めて、処方箋を作らないと、木に塗った時同じようにはならないわけで。
というわけで、まず木材から作ろうという連中が
http://slashdot.jp/science/article.pl?sid=09/09/18/0220252
かもせば作れるらしい(笑)。
続いて、ニスの処方箋を割り出したっぽい科学者が
http://siccomesiciliana.blog9.fc2.com/blog-entry-207.html
というので、この二つを究極合体した時、
「ストラディヴァリウスより良い音のバイオリンを作る」と言う、この数百年間職人さんを死屍累々にした技術が完成されるのかも。
>>楽器の価値は、金銭的価値って意味じゃなくて、>>持っている人間に取っての「使って良い音が出>>る」と言う意味の価値です。
>>その点は、名器も市販品も変わりない。
うん、そうですね。同意見です。
現状、ヴァイオリンと違ってアコースティック・ギターの「いい音」は確定していませんが(ストラディ・バリウス級の時代のギターはバロックギターとかの古ギターの時代で今とは色々と違いますし)、木材の経年変化というのは面白い、というかむしろ呆れる世界なのにも同意です。
これは個人的な印象なんですが、おそらくこのへんも適応の結果だと思うんです。
というのも、年老いた木の場合そのすべてが生きているわけではなく、土台や中の組織の大部分は既に死骸だったりするのですが、たとえ死んでも硬化する事により崩壊を遅らせ、個体としての木まるごとの寿命を少しでも伸ばそうとしているかのように見えるのです。私は、これが「『木』の生存をかけた戦いのひとつ」なのだろうと考えています。
反面教師というわけではないですが、
いわゆる石炭紀などにはびこっていた原始的な植物群は、ヘゴのような樹木シダタイプばかり……じゃなかったようにも思うのですが、あまり頑丈な木じゃなかったようで、大きくなると簡単に倒れてしまい、それが延々と長大な年月繰り替えされた結果があの膨大な石炭であるとされています。
で、その後裸子植物ができて、そして被子植物ができた。
頑丈だから偉いというわけでもないと思うけど、木が進化と共に頑強になってきたのは基本的に「長く生きるため」と「巨大な肉体を支えるため」だと思っています。
セコイアやバオバブ、年代物の枝垂れ桜や八重桜みたいな大型種は、そうでないと発生しなかったのだと考えています。
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