2009年4月13日月曜日

あったりまえじゃん

[名探偵コナンさん、現場にいすぎですよ!]
http://www.excite.co.jp/News/bit/00091144255978.html

こういう「読者も書き手もわかってるお約束のバカ記事」は個人的に大好きなんだけど、中でも傑作というか、吹きそうになったのはこの台詞。

>>ちなみに蘭には1回も麻酔打ってません、この少年探偵。

そりゃそうだろ。好きな女にばかばか麻酔うつ奴がいるかい。
それはたとえば「後で打ってたことがバレたら…」という深層心理的不安とか、フロイト的には性的シンボルと心理的に重なっていて無意識に躊躇してるとか、いろいろ考えられる。特別な存在だからこそ、他と扱いが変わってしまうんでしょう。
しょうがないじゃん。それは工藤ちゃんのせいではないよ。
なんだかんだで、彼は多感な高校生の男の子なんだぜ?

後者の場合、ちゃんと二人が大人のおつきあいをはじめたら打てるようになるはず。
だけどその時点で既に青年に戻っているはずなのでそもそも麻酔うつ必要がなく、さらにいうと元に戻る→コナン終了だと思うので、そのシーンを読者が見る可能性はほとんどないのではないか、と考えられる。

ふむ。

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ちなみに余談なんだけど、コナンというと小学校の方の友達で仲間の歩美ちゃんだっけ、彼女の行く末がちょっと気になる。『一年生になっちゃったら』の鈴ちゃんほどアレな立場ではないのだけど、コナンはおそらく確実に最後元に戻ると思われるから。
その際に彼女はどう描かれるのだろうか。

石川英輔『大江戸神仙伝』のいな吉をふと思い出す。
辰巳芸者のいな吉と現代の小学生の歩美ちゃんを比べるのも妙な話だけど、かりに主人公たちが元の時間・元の社会に帰ってしまったとしても、鈴ちゃんは「鈴を助けてくれたお兄さん」と再会する事が可能だ。
だけど歩美ちゃんといな吉はそうはいかない。

ああ気になる。コナンが終わる時歩美ちゃんはどういう形で救済されるのか。

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