2009年7月31日金曜日

痛いニュース(ノ∀`):モノがあふれる現代社会で、物欲がない消費者が増加中

痛いニュース(ノ∀`):モノがあふれる現代社会で、物欲がない消費者が増加中: "リサーチ会社「日経BPコンサルティング」が今年4月に行った調査では、 「モノやサービスを買おうという意欲が低下した」と答えた消費者は約4割を占めた。 その理由として「収入が減ったから」よりも「生活に必要なモノが一通りそろったから」と答えた消費者の方が多かったという。"

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この記事、なんか変だ。
いや「生活に必要なモノが一通りそろったから」もう買わないというのはどう考えても当たり前だし健全で正しい。それを、さも異常のようになぜ描く?
だいたい、いらないのに買うものというと定番は趣味のものだと思うが、そんなもの何種類も買うわけがない。
それとも、財布さえ許せばいらないものでもじゃんじゃん買うのが正しいと?
バカらしい。余剰金があるなら自分に投資するか将来に備えるものだろう。

んー、記事書いた奴か論調決めた奴が団塊世代なんじゃないのかな?この記事。
昔はどうか知らないが、そんなバブリーな消費感覚が今も通じると思う、記者か企画者の四半世紀は遅れた頭をまず何とかしたほうがいいと思う。

2 件のコメント:

  1. abigail31/7/09

    いわゆるアラフォー、バブル世代女の台詞が、この世代の鏡像となっている。

    この世代の代表格(「負け犬の遠吠え」の著者など)の発言にあるのが、
    「アラフォー世代は時代のセンターに居ると言う感覚がある」
    「周りが消費を期待している」
    などなど。

    それは、「消費せよ」と言うメッセージに免疫がない(マスコミが発信する、消費=自分磨き=自己実現というメッセージに対して)と言うだけの事ではないか。

    時代のセンターもなにも、「消費性向のセンター」に存在するに過ぎない。
    それも、親の世代の資産を含めて、ただ吸い取られ吸い殺されるための、チョウチンアンコウの発光器官に誘われる小魚のごときものとして、だ。

    「消費しない集団」がおかしいと言うのは、必ずしも団塊の世代の感覚ではないと思う。
    それは、「消費を、より大きな消費を」求めさせる商業主義、資本主義の業に忠実だと言う事だからだ。
    豊かさ=消費する事と言うのは、ある意味どの時代でも変わらない。
    ローマ時代から、人類の楽園の夢は酒池肉林だった(笑)。
    その意味では、質素と縮退の時代と言うのは、逆に縮退できる地歩があるだけましと言える。
    「モノが揃ったから消費しない」と言うのは当たり前でも、実際問題、生活に必要なものがほぼ全部揃っていると言うのは驚くべき状態だからだ。
    「中流の消滅」にも関わらず、そうした状況になっているのは過渡的な状態で、いずれ「資産のない高齢層」が増えるにつれてクラッシュが起きるのだろうが。

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  2. >>それは、「消費を、より大きな消費を」求めさせる商業主義、資本主義の業に忠実だと言う事だからだ。

    確かにこれは同意。
    ただ、それは単にメディアなどを通じて「自分以外の誰か」が煽ってるわけなんであって、それに対して自分の意志なく流されているように見えるんですよ。

    自分から望んで浪費をするのはその人の選択だし、悪いことじゃないと思うのですよ。

    だが今の世の中、誰かに強制されたり思い込まされ踊らされたあげく、自分がそれを欲しているのだと勘違いしている人が多々いるわけです。
    私は、これを健全とは思わないなぁ。私自身だってこれらから逃れられているわけではないですし、業が深いことだと思いますが。

    >>「モノが揃ったから消費しない」と言うのは当たり前でも、実際問題、生活に必要なものがほぼ全部揃っていると言うのは驚くべき状態だからだ。

    うんうん。
    石川英輔の小説で、江戸時代の人間に現代を説明するのに切羽詰まって「仙境」という言い方をするくだりがあります。そのセンスは主人公同様に苦笑いするしかないのだけど、衣食住に関して言えば現代はまさに仙境に近い。なにしろ意味もなく餓死したり、裸同然で物乞いしたり、住むところもないというのが、この国ではゼロとは言わないけどかなりレアケースになってしまっているのだから。

    ただ、無限に消費を続けるという構造を推奨する社会は、それとはちょっと違うと思うのですね。
    それは基本的に、無限に社会が発展していくという考え方に基づいているわけですが、現実には社会が乗っかる環境的・社会的基盤というかリソースには限度がある。
    実際、産業文明が出てきてからこちら、えらい勢いでそのリソースは使い潰されているわけで、このままだととても間に合わねえ。
    これ以上続けたいのなら、その前にまず、何とかして地球圏以外にも手を広げてくれと言いたいのです。

    まぁでも、中流消滅の今を考えると「一国単位では」大丈夫かもしれませんね。
    だいたい、バカスカ消費するのは成金と中流と相場が決まっているわけで、上はお金の使い方がうまいから無駄な浪費はしないし、下は使いたくても金がない。

    ふむ。

    ちなみに余談だけど、

    >>ローマ時代から、人類の楽園の夢は酒池肉林だった(笑)。

    これこれ^^
    昔からよくこういう話をきくんだけど、個人的にはわりと昔から「酒も食い物もちょっと足りないくらいが一番だ。残すと腐らせるじゃないか。それに、そんなに女がいてもロクな事にならん」としか思わないのですね。いや、「おもてなし」の時は逆に過剰にしなくちゃダメなんですけれど。
    正直、ぎりぎり喰えててひどい状態の時代もあったのですが、塩おにぎりかじって空きっ腹を埋めつつも、やっぱり同じことを考えていた。

    まぁ、餓死凍死直前が続けばそんな事も考えないのかもしれないけど、猫だって衣食住が保証されていれば怠惰にのびちゃってガツガツしないですからね。ならば、もっと知恵の働くはずの人間ならば、少なくとも彼らよりはしっかり者でありたいと思うんです。

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