うちのホームページ関係は、技術的に大きく分けると二つになる。
ひとつは表ページやセリオ専科など。これらは Emacs + EmacsMuseというパブリッシング環境で構築している。
もうひとつはノベル系ページ構造。これらは生テキストのファイルを自作スクリプトでXHTML1.1に変換し、ネット上のディレクトリとsyncさせる。
前者はEmacsツール群が必要だがシンプルで自由度が高く非常に扱いやすい。ただし2009/3現在、ふりがな関係の問題が解決していないため、HTML以外のコンテンツを自動生成するのは少し制限がある。
後者はゼロから自分で構築したのでどうにでもなるし、好きなエディタで作成できるしやりたい放題だ。make一発でpdfやOOo文書を生成する事すらできる、しかもふりがなつきで。長年のテキストサイト運営の果てにたどり着いた究極の一であり、単にXHTML変換するだけならruby+uconvが動くだけでも何とかなるように実装してある。必要な機能以外を一切そぎ落とした構成ゆえに可能なシステムだ。
ただし便利にしようとすると、makeやlftp、LaTex+kunten2e.sty等、UNIX由来の環境をふんだんに使う構造になっている。特にPDF生成に必要なLaTeX環境では、日本語縦書きの処理に奥村研クラスファイル群、それからルビ処理のためにkunten2e.sty(2.0)が必要だ。奥村研の方はDebianパッケージにもなっているがkunten2e.styはそうはいかないので、もらってきて手でコピーし、mktexlsrを使うというアナクロな方法もとらなくてはならない。
が、全部揃えるとmake一発で縦書きPDFまで作ったうえにインデックスページも自動生成するという非常に気楽な管理ができる仕組みになっている。
私が複数のホームページを日常的に管理できていたのはそういうわけだ。いちいちHTMLなんて触らないし、make一発で加工・自動生成・アップロードまで全自動でやる仕組みが確立していたからこそ可能だったのだと言える。
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で、話を戻す。
一次創作関連をメインPCから更新するため、Debian lennyに先日入れ替えたメインPCにLaTeX環境を再導入した。
問題は特になかったが、fontmapxが読めないどうのとエラーが出た。これの対処は難しくない。単に日本語laTeX環境を残らず入れたら、mktexlsrをマニュアルで走らせればOKだと思う。
あと、kochi-(gothic|mincho)、gsもセットでいれておこう。
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